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2006/01/30 羊をめぐる冒険

子どもが風邪にかかったので週末は大人しく家で過ごす。何年か振りに「羊をめぐる冒険」を読んだ。この本は最初リアルタイムで読んだのではなく、古本屋で単行本を買って読んだのが最初。かさ張るので引越しの時だったか古本屋に売ってから、文庫に買いなおそうとしていたのだけど、なかなか中古品が出ずにいて、やっと最近買えました。

「羊~」を読んだ回数は通算片手くらい。村上春樹の四部作は一作目と四作目を10回以上読んでいると思う。「世界の終わり~」も10回くらい読んでいるかも。「羊~」は「ダンス~」と比べると心地よさでは若干少な目なものの、次に繋がるステップとして欠かせない作品ですね。

「海辺のカフカ」を読んだ後だからなのか、十二滝町の先、不吉なカーブの先にある草原と別荘は「世界の終わり~」の壁に囲まれた街と「海辺の~」で主人公が入り口の石から入っていた町を思い出しました。黒服はもちろんジョニー・ウォーカーが重なり、「羊~」の時はその場所を爆破してしまったのだなぁ、と思ったのでした。

次の日も勢いで「国境の南、太陽の西」を読んだ。これは忘れもしない通算2回目。この本は出た当時単行本ですぐ買って読んだのですが、なんかとても怖い印象が残っていました。しばらく単行本のまま持っていたのですが「羊~」と同じくして手放し、同時に文庫本を買いました。怖い印象が念頭にあるのでびっくりしないよう慎重に読むつもりでしたが物語に引き込まれ、最初ほどではなかったけどやっぱり怖かったです(笑)

なんというかこの本は村上春樹作品の中で一番エロい描写が多い小説という感じもしました。エロ描写が意識の深層までメッセージを届ける手段と考えると今回も私は見事にはまって、より一層怖いと感じました。読後感はあまりよろしくないけど、手放せない作品です。

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2021/06

去年は自粛期間中に本を新しく買って何冊か読みましたが小説は「カラマーゾフの兄弟」のみであとはビジネス書(?)のジャンルになるのかな。YouTobe大学やメンタリストDaiGoさんが紹介されていたのを4、5冊買って、その内読み通せたのは2、3冊。「最高の体調」「21 Lessons」は読んだ。「GIVE & TAKE」は読んだっけ? 動画で見たのを読んだと勘違いしているかもしれないですね。「影響力の武器」は読みながら「これ、使い方によってはとても怖いな」と思うくらい衝撃的だったのだけど未だ途中で止まっちゃっています。

最近YouTobeで見つけた動画
【書評】村上春樹『羊をめぐる冒険』感想!鼠三部作の終り【純文学・オススメ小説紹介】

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