お手軽タイル配置ゲームの「ラ・ラマ・ランド」をユウリさんに遊ばせていただきました。ツイッターの反応が良かったのと、BGGでも少ししかレビューがなかったのでちょっと書いてみます。
タイル配置ゲームと言えば王道は「カルカソンヌ」ですよね。2001年ドイツ年間ゲーム大賞およびドイツゲーム大賞受賞の2冠を獲得したファミリー向けにもゲーマー向けにも大いに受けたゲームです。その後フレーバーをいろいろ変えていくつもリメイクされています。カルカソンヌシリーズというかタイル配置ゲーム全般については「めちゃめちゃ面白い!」とか「とても斬新なシステム!」とまでは思わないですが、一定の楽しさは保証されている安心感がありますし、広く人気のあるシステムと思います。
カルカソンヌシリーズ以外で最近のタイル配置ゲームと言えば「クマ牧場(2017年)」、もう少し前だと「カカオ(2015年)」を思い出しましたが、今BGGでデザイナーを調べてみたら同じデザイナーの「Phil Walker-Harding」さんということでとても納得感がありました。「カカオ」はタイルを配置する際、必ず格子状になるように置かなければならないという縛り、「クマ牧場」は高得点タイルの早取りと個人ボードをくまなく埋めるレースの印象がありました。それを踏まえての「Llamaland」はタイルを積み重ねる方向へ進化しました。
プレイヤーは「クマ牧場」のようにゲーム開始時に個人ボードを持ってスタートしますが、取れるタイルは型ごとに分かれていてどれを取っても良いです。タイルを取るための縛りやノルマが無いのは気持ち的に楽ですね。取ったタイルを自分ボードの上に重ねるか、それとも周りにくっつけて面積を広げるかの2通りの置き方が選べます。
タイルに重ねた場合、重ねることにより下に隠れたアイコンのリソースをもらえます。リソースはコーン、カカオ、じゃがいもとお金です。また町(村)のアイコンを隠すことにより特殊効果のあるカードを1枚獲得できます。
面積を広げた場合はリソースはもらえませんが、各自4つ持っているマーカーの1つをゲーム終了時の目標カード(毎回ランダムで7枚選ぶ感じのやつ)のどこかに選んで置くことができます。目標カードは早めに置くと高得点の可能性があります。
また同じリソースを4つ支払うともらえるラマカードも最初の方は得点が高くて、だんだん点数が低くなっていくので高得点カードを早く取りたいのですが、ラマカードで得点を獲得するともれなく「ラマコマ」が1つもらえます。このコマを今の手番に置いたタイルの空き地へ置く必要があります(上級バリアントルール)。「ラマコマ」は一度置くと二度と移動も除去もできないので強烈な邪魔となるのですね。バリアントルールを入れない場合は「ラマコマ」を自分のエリアの空き地ならどこでも置いて良いらしいのですが、よりキツいゲームがお好みであれば最初からこの縛りは入れても良いと思いました(笑)
いやぁ、最近この手のお気軽ゲームが2時間級のゲームの後に遊ぶのにちょうど良いのとあまりゲーム慣れしていない方と遊ぶにもちょうど良いのでとても購入意欲が湧いてきて困ってしまいます。「ロアム」も買わないといけないのになぁ(笑)
今回ユウリさん、ジャンクさんと3人プレイ、説明15分、プレイ時間55分、勝者はユウリさん、お見事でした。