新しいゲームを遊ぶとついつい欲しくなってしまうのでここ数年は新作の情報すら追わなくなっているのですが、ひょんなことからろーささんの「帝都発展録」のテストプレイに預かることができました。とても自分好みのゲームで楽しかったのでこの熱が収まる前にブログに書いてみようと思います。
※なお今回遊んだのは 2025/05/27 時点のテストプレイ段階のものです。
プレイヤーは架空の明治時代後期~大正時代初期を舞台に、一人の実業家として所有する工場などの建物や経営権、目まぐるしく価格変動する資材、鉄道や株式を駆使して資本を拡大することを目指します(説明書より)。
基本のシステムはワーカープレイスで良いのかな? 陣取り、ネットワーク構築、株価の押し上げ、工場の生産力の強化、資材相場コントロールなど、とにかくろーささんが今まで遊んだゲームの中で好きな要素をとことん注ぎ込んで作り上げたとのことです。構想から約2年経過して、今回テストプレイの3回目です。
手前が個人ボード、資源の管理と株等を購入する度にキューブを外して埋まっているマスのボーナスを得ます。中央がメインボード。左上に見切れているのは得点と資材の価格と保有株を示すサブボードです。
プレイヤーは初期の会社を決め初期資源と建物を1つ持って線路を1本敷設した状態でゲームが開始されます。
リソースは建材、鉄、ガス、電気、嗜好品、お金の6種類、嗜好品は建物を建てる際のコストとしてオールマイティの役割となっています。
メインのアクションに「営業」があります。他プレイヤーの工場や商社等に営業しに行って、その建物のアクションを行います。工場系ならば時価でその工場が作っている資材を1つ購入でき、景気の示す動向により各資材の値動きがあります。自分が運営している建物には営業をかけられないところがフレイバーとシステムががっちりハマって納得感がありました。営業に行けない代わりに自社工場はラウンドの始めに資材を自動で生産します。
銀行では株を購入することができ、ホテルや百貨店では「増資」として自分のもつ工場の生産量を2倍にすることができます。
また営業した場所から線路が繋がっていれば線路に沿って移動することができ、別の建物に営業をかけることができます(連続アクション)。他プレイヤーの線路を使うには使用料を払わなければならないし、アクションするにもお金が必要なので事前にお金を貯めておくことが必須ですが連続でアクションを行うのは気持ち良いですね。
前回テストプレイの意見を早速意見を取り入れて価格を調整しています。
帝都発展録 テストプレイ#3 4人 説明 35分 プレイ150分
いろいろな要素がガッツリ詰まったゲームなので細かなところについて遊びながらや遊んだ後もこんなアイデアがあるよ、あんなアイデアもあるよと皆で話しました。いやー、楽しかった。ルールはまだ立ちあがったばかりとのことでこの先どんどんブラッシュアップしてどんな形で完成品になるのかとても楽しみです。この夏にはクラウドファンディングも計画されているとのことですので期待です!
以下は影響を受けたゲームとこんなアイデアがあるよとシェアしたゲームの一部です。
ボードゲームテラミスティカ 日本語版 (Terra Mystica)
ボードゲームカタン スタンダード版 日本語版 (Catan)
ボードゲーム国富論 (Wealth of Nations) [日本語訳付き]
ボードゲームキャプテンズ・オブ・インダストリー (Captains of Industry)
ボードゲームコンテナ:10周年記念版 (Container:10th Anniversary Jumbo Edition!) [日本語訳付き]
ボードゲームベニスの支配者 (Masters of Venice) [日本語訳付き]
ボードゲームアンダーウォーターシティーズ 日本語版 (Underwater Cities)
ボードゲームアンダーウォーターシティーズ: 新たな発見 日本語版 (Underwater Cities:New Discoveries)