かんぽゲーム会に参加するのは何年振りでしょう。以前東京の綾瀬で行われていた頃は家から近く駐車場も広くて無料でしたので衣装ケースにゲームを詰め込んでよく参加していました。場所が板橋本町(池袋の袋小路と近いですね)に移ってからは備え付けの駐車場がなく車で行くとお金がかかりそうだなぁと敬遠していました。Webに載っていた地図を頼りに地下鉄を乗り継いで会場にたどり着くとMYAさんとKさんの2人しかいなくて寂しい限り。ちょうどドラキュラを始めるところのようでしたので私はちょっと一服と外へ出て会場の周りを散歩しました。すぐ向かいは学校で左側と後ろは公園に囲まれ、右は民家だったかな、けど会館の階段に阻まれて騒いでも問題なさそう。部屋の広さも和室で50畳以上あり、以前の綾瀬会場と環境は似ています。これで駐車場はがあれば完璧なのですがこれで文句を言ってはいけないですね(笑) この日の参加者は述べ10数人と、会場の広さに比べ少なすぎなのでまだご存知でない方は参加してみてはいかがでしょうか。
今回遊んだゲームは
ゲシェンク(初)(2)
カラバンデ(初)
スルース(初)
超リレー川柳でポン(初)
ロストバレー(初)
イエローストーン(初)
ドメモ(4)
です。
*ゲシェンク 5人 30分
ルールを見た時は「これって6ニムトで遊べる!」と思いました。単純なルールで実際遊ぶ時のイメージを浮かべてみたのですが、イメージよりも実際遊んでみた方が面白かったです。こんな単純なのに結構奥深いじゃん、と思ったのでした。安いし軽いしお勧めです。
*カラバンテ 7人 40分
ボードゲームにハマった時期にはまだ定番で販売していたゲーム。結構高かったのですがこのコンポーネントを見ると納得ですね。ジャンプ台の拡張も入れて遊びました。一周目はなんなくジャンプ台を越えたものの、二週目に意識しすぎて何度も落ちてしまいました。今再販が少し出回っているようですね、少々値段が張るし遊ぶのに場所も必要ですが欲しくなってしまいました。
*スルース 7人 80分
「クルー」のような推理ゲーム。各プレイヤーに配られていない1枚のカードを推理して当てるというもの。ルールの概要を聞きながら学校でやった英語の宿題を思い出しました。それは何枚かの情報カードに、英語でとある野球チームに関する文章が書いており、そのチームの誰がどこのポジションを守っているのかを当てるというもの。クラスの生徒を班に分け、放課後から早い者勝ちのレース形式で宿題が始まりました。私の班は学校が終わった後、駅から少し離れたモスバーガーで食事しながら宿題をやりました。カードには例えばこんな情報が書いてあります「ダンカンは三塁手と日曜日にゴルフへ行った。」ふむふむ、これでダンカンは三塁手ではないということが分かるのですね。それでは次の情報は、、と理詰めで解いていくのですが、ある程度まで情報が分かってくると情報が混乱してきます。ここで悩みを一気に解決するのが表を作ることなのですね。この表を作ることを真っ先に見つけた班が勝ちました。私の班も思いついたのは思いついたのですが、少し遅かったらしく1位ではありませんでした。まだ論理パズルという言葉を知らなかったときのことです。ああ、また何書いてんだか(笑)
それでもって「スルール」は最初にこの表にあたるものを配って頂いたのですが、こちらはプレイヤー人数×手持ちカード5枚なのでてんてこ舞い。プレイヤー人数マイナス一人分の表が欲しいよー。と思いつつ自分で各プレイヤー毎に表を走り書きしましたが、遊んでいる途中から表を書き始めたので、今までの情報を表に写すのと同時進行で新しい情報が入ってきてどうにも追いつけませんでした。皆さん1枚しかない表をうまく使っていましたね。
*超リレー川柳でポン 10人 60分
今日の全体ゲーム。後日知ることとなるのですが、このゲームは以前「リレー川柳でポン」という全体ゲームをやって不評を買ったリベンジとして行われたようです。考案者のMYAさんもここまで面白くなるとは思わなかったという抱腹絶倒なゲームになりました。「ゲームのルールは一度遊んでしまったらみんなの共有物と思っていますのでどんどん他の例会でも遊んでください」とのお言葉をいただき、次週の袋小路例会でぜひもう一度遊んでみたいと思い、ちょっと宣伝をしておきました。
今回できた句の中で印象に残っているものは、
「ももたろう おくさんもいて にくたいは」
「ももひきを やぶかれてなお たたんでる」
「やりすぎて こわれてそうな くもんしき」
あと子牛がコンビーフになってしまうドナドナな句や、中の句の7文字が全て同じ文字の句などがありました。ああ、でも文字ではこの面白さは伝えにくい。ルールを掲載するのでぜひ遊んでみてください。MYAさん曰く「自分の夢は、いつか、あまりにも広まりすぎて作者がわからなくなって「こんなもん、最初に考えたの誰なんだろうね」などと言われるようなゲームを世に出すことだったりします」とのことなのでタイトルも変えちゃいましょうかね、「読み人知らず」なんていかがでしょうか?
「読み人知らず」ルール
概要:このゲームはプレイヤーみなさんで川柳をつくるゲームです。名刺カードへ一文字一文字書き足していき句を完成させ、よりウケた句に対して自分の文字数の貢献度が多いほど点数が高くなります。点数の高いプレイヤーの勝ちです。
・プレイヤー人数:5~10人以上(物理的にまとまれば何人でも)
・プレイ時間:人数に関わらず60分くらい(感想戦を長く取ると取っただけ延長)
・道具:プレイヤー人数分×2枚の「名刺カード」(2色あると良い)
プレイヤー人数分のスコア記入用紙(A5くらい)
プレイヤー人数分の筆記用具(できれば全て色違いが良いとする場合もあり)
1)まずスコア用紙へ「1~(プレイ人数×2)」までの連番を書きます。これは「人数分×2」個の句を作ることを表し、それぞれの句へ何文字書いたか「正」の字で記入するためのものです。この他に投票数の計算もありますので縦1列で書ききれなければ、それぞれの番号の右側は少し(5cmくらいは)空けてください。
2)名刺カードを1枚づつプレイヤーに配ります(以下10人で遊ぶ例として説明をします)。各プレイヤーは渡された名刺カードの左上に番号を振ります。10人なので各カードには1~10の数字が振られることになります。1の数字が書かれたカードは「1番の句」と呼びます。次にもう1枚づつ(できれば色違いで)カードを配ります。同じように番号を11~20まで振ります。1~10番の句を「前半の句」、11~20番の句を「後半の句」と呼びます。
3)ゲームスタートです。各プレイヤーは「前半の句」のカードに書かれている番号について、スコア用紙の同じ番号の横へ「正の字」を書くように点数を付けます。例えば「1番の句」を持っていたらスコア用紙の「1」の横へ「正の字」を書くように記入します。これは「1番の句へ○文字書いた」ということが分かるようにするためです。スコアを記入したら名刺カードへ文字を書きます。「5・7・5」の最初の5に当たる1文字目をカード右上の辺りへ記入します。記入できる文字は「ひらがな・カタカナ・伸ばす記号(-)」のみです。漢字・数字は記入できません。また「しゃ」のような言葉は2文字とみなしますので「しゃ」を書きたい場合はまず一手番使って「し」を書き、次の手番で「ゃ」を書くことになります(自分が同じ句に連続して書けるという保証はありませんが)。
記入したらカードを裏向きにして場の中央に出します。全てのプレイヤーが記入をし、カードを出したらそのカードは一旦まとめて置いておきます。
4)次に「後半の句」も同様にスコア記入、カードへ1文字記入、場に出し、まとめておきます(2つの箱があると便利です)。
5)次に先ほど書いた「前半の句」のカードを良く混ぜて、各プレイヤーは1枚カードを取ります。この時、最初に書いた番号の句を引いてもなんら問題ありません。カードを引いたらまずスコア用紙に「正の字」を記入し、カードへ2文字目を記入します。1文字目を考慮に入れて、なるべく言葉が繋がるような文字を記入すると良いでしょう。
6)以下同様に「後半の句」の2文字目、「前半の句」の3文字目・・・と続けて、句が完成するまで行います。途中どう繋げても日本語にならない場合が出てくるかもしれませんが、それはそれ、このゲームではより多く「ウケ」を取ることが目的ですので意味不明な言葉でもなんら問題ありません。それでも各センテンス「5・7・5」の3文字目は重要ですので時間をかけて考えることをお勧めします。
7)全ての句が完成したら、できた句を順に読んでいきます。読んだ句は表向きにして場に並べていくと良いでしょう。全ての句を読み終わったらこの中で面白かった句を選び(人数÷2くらいが適当(?))スコア用紙の番号に○をつけます。
8)全員が面白かった句を選んだら、「1番の句」から順に○をつけた句に対して挙手してもらいます「はい、それでは1番の句に○をつけた人~、ひい、ふう、みい、3人」というように。点数は(「1番の句」へ記入した文字数)×(○をつけた人数-(自分が投票していればマイナス1))となります。
掛け算なので「その句」に対して1文字も書いていない場合は何人挙手が上がってもそのプレイヤーは(その句に対しては)0点です。また「その句」に対して10文字書いても自分一人しか挙手しなかった場合も0点です。
9)全ての点数を合計して一番多いプレイヤーが勝ちです。
備考:プレイヤーのペンの色を全て異なるものにすると、感想戦で誰がどの句の何文字目を書いたか明確になります。
*ロストバレー 3人 75分
とにかく1手番にできることは少ないのにやりたいことはたくさんあるゲームですね。アイテムも全て揃えられる訳でもなく各プレイヤーの戦略によって取捨選択が取られると。この辺り「プエルトリコ」に似ているといえば似ているかな。今回は3人でしたが3人はちょっと辛いかな。4人で再戦求む。
*イエローストーン 5人 40分
Webで紹介を読むのみでしたが、ああ、こういう感覚なのですね。カードを引き取ってうまく回転させるのは面白そうですが今回のIさんのように低いカードを取らされた後で場が高いカードになってしまうとどうしようもないですね。そんなに重くないので押さえておこうかな。
*ドメモ 5人 10分
懲りずにドメモ布教(笑)
*ゲシェンク 5人 20分
ああ面白い。
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2021/04
アフィリエイト貼っておきながらなんかプレミアついているゲームばかりで申し訳ございませんという気持ち。イエローストーンなんて2万円近く出すなら話題の大箱新作を2つ勝った方がより気持ち良いと思うんだけど、どうしても欲しい人は買うのだろうなぁ。
ボードゲームゲシェンク ドイツ語版 (Geschenkt) [日本語訳付き]
ボードゲームロストバレー 多言語版 (Lost Valley) [日本語訳付き]
ボードゲームイエローストーン(Yellowstone Park) [日本語訳付き]
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検索用メモ
356.ゲシェンク(初)/No Thanks! (2004)
357.カラバンデ(初)/PitchCar (1995)
358.スルース(初)/Sleuth (1971)
359.超リレー川柳でポン(初)/Yomibito Shirazu (2004)
360.ロストバレー(初)/Lost Valley (2004)
361.イエローストーン(初)/Yellowstone Park (2003)
347.ドメモ(4)/Figure It (1975)
356.ゲシェンク(2)
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