とても遊びたいゲームの1つですがメンバーおよび会場の確保が困難なため拡張セットをやっとこさ購入したのは良いけれどそれで満足してしまいルール和訳をさぼり続けています。今回はすづきさんの以下のツイートに反応してぜひ遊びましょうとメンバー集めと会場を取っていただきおおよそ2年振りくらいにトワイライトインペリウムを遊べることとなりました。すづきさんありがとうございます!
メンバーの内初プレイの方はすづきさん、あっこさん、まよさんの3人。お二人ともボードゲームにはまったばかりとのことでしたが長時間ゲームに果敢に挑戦する姿勢からボードゲームに対してとても意欲が強い方とお見受けしました。経験者メンバーはリーマンさん、たかりんさん、Shun.です。
ルール説明は一度通しでするのみなら4~50分程度と踏んでリーマンさんが到着する時間を調整しましたが、実際に始めてみたらルール説明の途中で質問がばんばん出てきたので都度対応する形で進めることとなりました。初回の時の反省点を生かして種族の一覧は各プレイヤーに一式ずつ用意してゲーム中いつでも手元で確認できるようにしました。ラウンド進行のサマリーも共通目的カードの一覧も人数分用意して、拡張セットから春の新色とばかりにプラスチックのユニットとコマンドシートも追加したので荷物がデイバッグ1つに収まり切れずやむなく2つになりました。当初はバドミントンバッグにゲーム本体と専用マットを入れて1つで持って行くつもりでしたが箱の厚みがどうしてもバッグに収まらず、泣く泣く2つになったのでした。おかげで身体の前にゲーム本体、後ろに専用マットと周辺グッズが入ったバドミントンバッグを背負ってさながらチンドン屋状態で小一時間の道のりを自転車でえっちらおっちら漕ぎながら会場までたどり着きました。我ながら狂ってますね、晴れてて良かった(笑)
今回の担当種族は以下の通り(スタートプレイヤーから時計回り順)
あっこさん:ソル連邦
最初から空母と歩兵が他の種族より強く安定しているので初心者にお勧め。
Shun.:アーボレック
変則的な動きをするので経験者向け、好きな種族ですが毎回処理を忘れる(笑)
たかりんさん:サルダック・ノール
いつでも戦闘ダイス+1、更に旗艦がいる場所では更に+1される。頭おかしい(笑)
リーマンさん:ムアートの残り火
ゲーム開始時に戦争太陽持っているのはずるい。更にアップグレードするとMOVE3、頭おかしい(笑)
すづきさん:レッドネヴ男爵
フリート上限が+2で大艦隊を作りやすい、ダイス振る前に交易品を使うと好きな数振り直しできるのが強いけどなかなか交易品を消費する行動はとりにくいのでこの能力を使ったところを見たことがありません。交易品がたくさんあれば実質無敵。
まよさん:ハカン首長国連邦
我らがハカン様、パッケージにも一番大きく描かれている主役的存在。全宇宙の調整役、声が宇宙の果てまで届くので交易品を入手しやすい。独自の能力もちょっとえげつないくらいの効果があるのだけど使ったところをまだ見たことがありません。
初回なので種族は各人の担当カラーに沿ったイメージで選択してもらいました。私は残りの中から面倒なウイルス種族は除いた中で服の印象から植物種族のアーボレックを選んでいただきました。アーボレックはとても好きな種族で何度が使ったことがあるのですが、結構変則的な動きをするのでいつも使いこなせないままで終わってしまいます。今回は上手く使えると良いな。
ルール説明時の様子からマップは初回推奨のバランスが取れているものではなく、皆で作っていくやり方を採用しました。この提案にも難なくついてくるあっこさんとまよさんがほんとに凄いの一言です。
私が最初にタイルを置くとき、自分の本拠地の直線上に裏が赤いタイルを置いたらすづきさんがすかざず「なんで赤いタイルなんですかー?」と声高らかにツッコミを入れてきました。裏が赤いタイルは「お邪魔タイル」の扱いで、中立の惑星が無かったりそのタイルを通過するにも困難だったりというあまり自分の近くに置きたくないタイルなんですね。
タイルの配置ルールに、赤いタイルの隣には(他の選択肢が無い場合を除き)赤いタイルを置けないという縛りがあるので、先に赤いタイルを1枚置いてしまえばその周りのタイルは青いタイルを置かざるを得ないだろうという読みでわざと自分の本拠地の直線上に置いたりします。タネ証しを聞いてすづきさんはすぐさま理解したらしく「なるほど!」と納得していました。
6人プレイでマップを皆で作るとリソースがあるタイルを2枚使わなくなるのでゲーム全体のリソースとしては減ってしまうのですが問題ないレベルと思います。しかし、出来上がったマップは私の本拠地の周りの中立惑星は資源がしょぼい星しかなくてゲーム開始から厳しい戦いを強いられることとなりました。リソース3とか4を持つ惑星が遥か向こう側に偏っているのを見てうらやましい限りですがまあ仕方がない(笑)
1ラウンドがそろそろ終わる頃でしょうか、皆が初プレイや久しぶりということもあって初っ端からプレイミスを連発している様子でしたので戦略タイルを取るところからやり直ししませんかと提案しました。今からやり直すと今日終わらない可能性があるのですが半数以上の方がミスったー、と言っていたので皆がよろしければということで。雰囲気的にどっちでもいいという感じでしたので採用していただいて再度仕切り直ししました。
皆さん先ほどの記憶からか戦略タイルの選択を先ほどとは違った番号のタイルを取る動きを見せました。取ったタイルの番号が違ったので失敗経験はあまり役に立たず、今回は今回なりの失敗をしてしまいました。割と皆もそうだったかもしれません。ですが戦略タイルの取り方でこんなにも展開が異なるんだなぁ、ということがわかっただけでもとても良い経験となりました。どうせ間違えてしまうので次回以降は巻き戻しの提案はしないでいこう。
ここまで準備とルール説明とお昼で180分、お試し1ラウンド60分です。
ルール説明に充てる時間が想定より長くなってしまいました。各種族の特殊能力の紹介までやっていたのとお昼の時間も含まれています。さすがに技術1つ1つの説明は割愛させていただきました。カラオケなら何時歌っても平気ですがルール説明は喉を使うので何時間も喋りっぱなしは少し疲れますね(笑)
気を取り直してゲーム再開です。
お隣さん同士とは仲良くした方が良いですよと一応のアドバイスをしました。いつの間にか(食事している間かな?)お隣同士自分の本拠地から等距離にある惑星の支配権をめぐってリーマンさんとたかりんさんで話がついており、たかりんさんと私の間にある惑星を譲って欲しいと主張してきたのでたかりんさんとはいきなり交渉決裂です。しかも話を持ち掛けた時点で私の動きが遅くてどちらも最速で動いた場合、速さで負けることが確定していました。うかつに食事で盤面から離れたりしてはいけませんでしたね。
右隣のあっこさんは中央のメカトール・レックスにまっしぐらのようで、等距離にある惑星の支配権を譲っていただきました。優し過ぎる。今後も仲良くしましょう。
対面の3人の交渉の様子はまだ交渉慣れしていないメンバー同士なので詳細は良く分からず。リーマンさんのすづきさんへの交渉も受け入れて良いのだか悪いのだか判断ができなさそうな様子でした。ハカンの能力をいち早く理解したまよさんが戦略タイルの交易を使って全員と交渉を持ち掛けます。対面にいたたかりんさんが猛烈アピールで交易品を獲得し、隣にいたすづきさんは自国の特産品が2つしか生産できないのを尻目にまよさんに見放された形となってしまいました。数ターン経過後、まよさんがいつものように交易タイルにより交易品をたくさん入手している状況を見計らってすづきさんが一矢報いるアクションカードを使いました。その効果は「プレイヤー一人を選択し、持っている交易品をすべて奪う」というもの。積年のうっ憤を晴らすかのような起死回生カードの登場に一同どっと沸きました。まよさんはこの先目論んでいた計画が一気に崩れてしまい少しの間放心状態でした。なむさん(笑)
すづきさんは種族能力であるフリート数の上限プラスでコマンドトークンをアクションに回して有効活用しつつ、軍事の技術を伸ばしてメカトール・レックス奪還の機会を伺います。毎ラウンド特産品の交換ができずリソースの上乗せが無いのが苦しかったと思います。それでも秘密目標の上限3つをいち早く達成して得点を重ねていました。
あっこさんはメカトール・レックスを真っ先に支配した後どうするのかなと様子を見ていたらそのまま居続けてフリート上限を上乗せして更に守りを強くしていきました。長いことメカトール・レックスの支配権を握っていましたが帝国の戦略タイルをカットされて取れないこともあり得点は特に目立って伸びている感じはありませんでした。まあそれでも5ラウンド目くらいには自然に宇宙が狭くなってどこに動こうにも敵がいる状態となります。
後半戦は近場の惑星を奪えたとしてもすぐに得点に絡むのでなければ戦争する意味はあまりありません。新たにめくられた共通目的カードの条件が厳しくてすぐにクリアできなさそうと思えば狙うは中央のメカトール・レックスを支配して1点を取るのが確実です。皆狙いは同じですがあっこさんのリソースはメカトール・レックスに集中投資して毎ラウンド強化していたので少ない艦隊で迂闊に攻められず誰が口火を切るのか皆で様子を伺っていました。
そんな中、リーマンさんが着々と戦争太陽のアップグレードを完了しており、2体の戦争太陽で満を持してメカトール・レックス奪還を狙います。
今回一番の大戦争
いかに守りが硬いソル連邦と言えども戦争太陽2機にはさすがに太刀打ちできず艦隊戦で押し切られてしまいました。まだ地上での守りがあると思った矢先に今度はあっこさんが起死回生のアクションカードを使い、今惑星に降下しようとしている歩兵を一旦宇宙空間に戻します。このラウンドリーマンさんが取っていた戦略タイルは軍事ではなかったため事実上の停戦です。メカトール・レックスの侵略は次の世代に持ち越しとなりました。リーマンさんはここでメカトール・レックスを奪って帝国の戦略タイルで1点を取って華麗に勝利する目論見だったのでしょう。一歩及ばず残念でした。
しかしすづきさんの交易品を奪うカードといい今回のあっこさんのといい、一番効果の高いところで一番使いたいプレイヤーが持っていたというところが神がかっていましたね。
たかりんさんは圧倒的戦闘種族を選んでいましたが両隣にリーマンさんと私がいたので盤面上では目立つ動きはなく、おそらくリーマンさんとあっこさんの大戦争の後、軍備が手薄になったところで攻めに行くのかなと思いましたがここで片付けの時間も考慮して協議終了としました。
プレイ390分 途中終了
片付け30分
アフターに駅近くの中華屋で乾杯~
あっという間の一日でした。すづきさん、皆さまありがとうございました!
次回はいつにします?(笑)
ボードゲームトワイライト・インペリウム 第4版 完全日本語版 (Twilight Imperium Fourth Edition)
ボードゲーム[日本語訳無し] トワイライト・インペリウム 第4版 (Twilight Imperium Fourth Edition)
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1570.トワイライト・インペリウム:4版(31)/Twilight Imperium: Fourth Edition (2017)
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