ゲームマーケット ボードゲーム

2021/11/27 第2回 とりてふれんず

今日はかもさんの主催するトリックテイクばかり遊ぶ会に参加しました。第1回のときは告知があってから瞬く間に満員御礼になってしまい参加できなかったのですが、今回はタイミング良く参加できました。

開始時間9:30と朝早くからにも関わらず参加者全員が朝一から集まるなんてびっくり。こんなにもへ、、いやトリックテイクが好きな方がいるのかと思うと思わずにやけてしまいます(笑)

ゲームで遊ぶ前にまずは自己紹介タイム。人見知りには辛い時間ですがしょうがありません。半分くらいは顔見知りがいたのが救いでした。マストフォローとメイフォローで一番好きなトリックテイクを言ってみましたがとんでもなく場違いだったかも(笑)

気を取り直して、最初のゲームはかもさんの意向もあって全員で遊べるトランプでない(パッケージになっている)トリックテイクを遊ぼうと事前のアンケートを取っていました。ですが全員対応はちょっと無理があるのではないかという声もあり2つに分かれて遊びました。
 

ペッパー 8人 説明6分 プレイ40分

私が入ったのは最大9人まで遊べる「ペッパー」。今でこそ人数が7人でもいくらでも遊ぶゲームはありますが、私がボードゲームを始めて間もないころは3人でほどよく遊べるゲームの絶対数が少なかったのでゲーム会の鬼門人数でした。そんなときでも皆で楽しくパーティ感覚で遊べる小箱ということで重宝したゲームです。デザイナーはMichael Kieslingさんと Wolfgang Kramerさんの黄金コンビ。テンデイズゲームズさんがリメイクする前は知る人ぞ知る枠で、そもそもこのゲームの存在自体一部のGeekがありがたがって遊んでいたのみですが、テンデイズゲームズさんがリメイクして一気に知名度を上げました。今は品切れになってとんでもないプレミア価格がついていますが、近く再販されるのであともう少しの我慢です(笑)

ゲームの方は正にオープニングにふさわしいと言った感じで、主催陣のこーきさんが先行してペッパーを集めるプレイに傾倒し、いったんはリリースしたペッパーカードを後で回収するなど魅せるプレイも発動する超接待プレイで終始和やかに遊べました(笑)


 

今回遊んだゲームは
ペッパー(16)
カマリ(8)
ホルナフャルザール・マニ(27)
肛門で語る人生(初)
オッドソックス(11)
ウチューカイギ(初)
キャニオン(5)
ブラックレディ(30)
タントニー(22)
ハットトリック(6)
ナポレオン(25)
です。
 

カマリ 8人 説明とプレイ65分

トランプで遊ぶトリックテイク+ポーカーのようなブラフの要素が入ったトリックテイク、くじ引きの要素もあります。1ラウンドのトリック数は3枚、しかも5回チャンスがあるうちの1度しかゲームに参加できないので大人数でわいわい遊ぶのが楽しいです。トランプを2セット用意すれば11人以上で遊べるので次回以降全員で遊ぶゲームの候補として検討していただけたら嬉しいなぁと思います。

今回、カード交換をする際、パパっとカードを配らずに、1枚1枚ゆっくりとじらして配り始めた方がいて、ディーラーのめくるカードに皆の注目が集まり、スペードや絵札以外のカードがめくれると皆からため息やどっと沸いたり、めちゃめちゃ弱いカードで本丸を不戦勝で勝つ方がいたり、そのほかもろもろこのゲームのポテンシャルが随所に発揮できたとても素晴らしいセッションとなりました。勝者は14banさんとたかりんさんが同着1位、お見事でした。
 

ホルナフャルザール・マニ 3人 説明3分 プレイ22分

お昼になりテーブル毎に食事タイムを過ごした後、先に終わった3人で時間調整に何か遊べるものをとリクエストがあったのでいつも3人になると勧めているゲームを遊びました。カットしたカードにより3種類のゲーム(ノートランプ、トランプあり、ミゼール)が遊べるのですけれど、いつも大体ゲームが偏って出てくるところを今回は4ディール遊んで3種類とも遊べたので初プレイの方も楽しんでいただけたと思います。欲を言えばあと3週くらい遊びたかったです(笑)


 

肛門で語る人生 4人 説明8分 プレイ50分

お次はゲームマーケット2021秋での新作。タイトルからするに出オチ感のするネタ系のトリックテイクと思いきや、なかなか面白くて一つ欲しいくらいに思いました(笑)

今回数字の偏りがひどくてまったくぽんさんに太刀打ちできませんでした。トリックテイクは配るカードの偏りで大きく差が出てしまうので個人的には少なくとも人数分ラウンドか、人数分ラウンドx2周を遊びたいと常々思っているのでまた遊んでみたいです。勝者はぽんさん、お見事でした。


 

下の画像は遊べませんでしたがフレデリックの曲が好きなので気になったゲーム。

どんな感じか気になります(笑)

オッドソックス 4人 説明5分 プレイ30分

スートが無いトリックテイク。リボークが発生せず自分の勝敗に注力できるので初心者に優しいゲームです。優しいと言っても失点をコントロールする感覚は難しく、最高得点の0点を取るのはなかなかに難しいです。この辺は同じ作者の「ゼロ」に似た感じがします。とまぁ、堅苦しい話は抜きにして、ワーキャー楽しむのが勝ちですね(笑)


 

ウチューカイギ 4人 説明20分 プレイ40分

こちらもゲームマーケット2021秋での新作。すべてのカードに特殊効果が付いているトリックテイク。特殊効果と言ってもルール素読みでなんとかなるでしょうと思っていたのですけれど、ルールの書き方が専門用語をなるべく使わずに使わずに表記していたため、随所で読み替えながら説明するのがちょっと大変でした。やはり事前に読んでカードを並べて理解してから行くべきでしたね、グダってしまい申し訳ございません。

カードの効果はトリック中に発動するものや得点計算時に発動するものなど、フェイズも細かく指定されているので最初理解するまでちょっと労しますが、1ラウンド遊んでみてカードをやり取りした後は効果の良し悪しを共有することができました。効果を理解するに連れ、「これはこういうことか!」というアハ体験が続けざまに起こってとても楽しかったです。

勝負は3ラウンド終了時30点獲得したMegさんがサドンデス勝利。お見事でした。最長4ラウンド遊べるので欲を言えばもう1ラウンド遊んでいたかったな(笑) 人数により感覚が異なるようなので他の人数でも遊んでみたいです。
 

キャニオン 4人 説明とプレイ45分

トランプで遊ぶオーヘルにレース要素を足したもの。レース終盤のコースは滝が流れていて宣言したトリック数を当てない限り進めなくなり団子レース必至なゲームですが、今回はショートゲームということでラウンドマーカーが1周したらゴールしていなくても終わりとしたので白熱したレース展開が見られず少し残念でした。今度はもっと人数増やしてロングゲームで遊びたいですね。


 

ブラックレディ 4人 説明3分 プレイ10分

ここでまた時間調整にいつでも終われるゲームとトリックテイクの基本と勝手に思っている「ブラックレディ」を遊びました。「取りに行く」ゲームではなく失点ばかりで「取りに行かない」ことを起点に考えるので「トリックテイクの基本」とは何ぞや? と思うのですが、「取りに行く」系のゲームは手札次第で一方的なゲームになってしまうことが多く、テクニックというかカードのやりくりを考える間もなく負けてしまうと「なんだこれ?」と思われてトリックテイクから離れていってしまう危険性をはらんでいると思っています。まあ、大人数でキャーキャー楽しめる「キャンセレーション・ブラックレディ」の布教のための前フリでもあるのですけれど(笑)


 

タントニー 4人 説明7分 プレイ45分

「トランプ、トリックス、ゲーム!」の元となったゲームと個人的に思っている、マストフォローのトリックテイクで一番好きなトリックテイク。変、いや、大変素晴らしいトリックテイクなのでここで遊んで良いのか一瞬考えましたが、ごり押ししてしまいました。皆さん苦しみながらも楽しんでいただけたようで良かったです(笑)


 

ハットトリック 5人 説明5分 プレイ45分

「知略・悪略」と同じデザイナーさんの作品。メイフォローの辛さを味わえるゲームですね。最初の方は楽に逃げることができますが、カードが少なくなってくるとだんだんと逃げ場が無くなってきて「真綿で首を締められる」感覚が疑似体験できます(笑) 勝者はかもさん、お見事でした。


 

ナポレオン 5人 説明とプレイ35分

5人が空いてすきま時間に遊ぶならまず提案するトリックテイクです。役札が多く、出す状況により強さが変化するカードもあるので最初のとっつきの悪さは仕方がないですね。これも時間があまりない時にごり押ししてしまったので後ろ向きな感想になってしまっていたら申し訳ございません。時間により3ディールのみ遊びました。

正体隠匿+トリックテイクはセーラームーンやレイズナーなどキャラクターものの皮を被ったものもありますが最近なら鬼滅の刃のキャラクターで作れば売れるんじゃないでしょうかねぇ、というか欲しいので作ってください(笑)

かもさん、皆さまありがとうございました!
12月も開催するようなので参加したい方はかもさんのツイートを要チェックです!
 

ボードゲームペッパー 日本語版 (Pepper)

↓コロコロ堂さんで普通に買えるからプレミア価格で買う必要はありません(笑)
ボードゲームオッドソックス

ボードゲームキャニオン (Canyon) [日本語訳付き]

ボードゲーム知略悪略

 
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検索用メモ

ペッパー(16)/Pepper (1998)
カマリ(8)/Kamari (2018)
ホルナフャルザール・マニ(27)/Hornafjarðarmanni
肛門で語る人生(初)/2021
オッドソックス(11)/Odd Socks (2021)
ウチューカイギ(初)/Utyuu kaigi (2021)
キャニオン(5)/Canyon (1997)
ブラックレディ(30)/Hearts (1850)
タントニー(22)/Tantony (1977)
ハットトリック(6)/Hattrick (1995)
ナポレオン(25)/Napoleon

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