今日はボードゲームをお休みして年末恒例になった城山羊の会のお芝居を長女と観に行きました。
まずは観劇の前に軽く腹ごしらえ。
「肉食獣」のときはは混んでいて入れなかったコメダ珈琲店でチケット発行まで時間を過ごしました。
大手のチケット仲介サービスを使わない仕組みだったのでチケットの発券はなくて現地で届いたメールを確認してもらってチケットを受け取りました。
下北沢の小劇場 B1は城山羊の会としては2回目。前回は「自己紹介読本」の初演でした。日記は mixi ですがこちらからどうぞ。
お話の内容的にはここでは割愛して、冒頭ド直球な昼間の情事後の会話から開始。台詞がほんとに自然で小さい声で話すので全然お芝居を観ている感覚ではなくてリアルにその場にいながら俯瞰視点で観ている感じなのですよね。順順に登場する人物がどのように絡んでくるのか、「実はこことここの関係は〇〇だった!」という話の展開は何度も城山羊の会のお芝居を観ている私としてはこうくるだろうなと少し読めつつもめっちゃ楽しめました。
なんか【推しの子】になぞらえてしまうけど、脚本がある恋愛リアリティショーを観ている感じ?というか、修羅場リアリティーショーかな? 私はそのようなジャンルの番組は見たことがないので例えが適切かどうかはわからないのですが、あすまーさんなんかはめっちゃ好きそうなお話だとは思いました。あと古いけど宮藤官九郎さんの「マンハッタンラブストーリー」をギュギュっと2時間のお芝居に落とし込んでアダルト成分を加えて令和バージョンにアップデートした感じにも思いました。例えが狭すぎて誰にも伝わらないだろうけど、登場人物の想いがどんどん繋がっていって最後は一つの大きな輪に収束するみたいな壮大なラブストーリーでしたね(笑)
物語はまったく別物ですが、場面のシチュエーションと展開的に「自己紹介読本」と「温暖化の秋」をセルフアップデートした感じにも思いました。自己紹介読本は最後にコトを終わらせた時点で終演となっていましたが、今回はその続きのゴタゴタシーンも追加でみせてもらえて、最後の最後で縄のアイテムが登場したのですけれど、この使い方が温暖化の秋と比べて明るい感じで扱われていたのは山内ケンジさんのサービス精神たるものなのかなと思いました。温暖化の秋の時は救いようがなかったですもんねぇ。台詞と台詞の間というか役者同士の間合いというかが徹頭徹尾完璧でいつもながらまったくお芝居を観ている感覚ではなくてリアルないざこざ模様を観ているかのようでした。ほんとに素晴らしかったし笑えたしお芝居を観ている側なのに開演前の静けさは緊張するしとても贅沢な時間を過ごせました。
前回公演のDVDと城山羊の会のグッズでは初かな?となるクリアファイルを購入しました。
いつものように物販ブースに山内ケンジさんがいて、今回はサインペンを持って待機していたのでここぞとばかりにクリアファイルにサインしていただきました。来週は【推しの子】2.5次元舞台もあるし去年に引き続き年末はエンタメ強化月間になりそうです。12月はボーナス時期だからなのか【推しの子】のコラボも怒涛のように次々と発表されて私は派遣なのでボーナスなど出ませんからどれに行ってどれをスルーするか選択するのがとても悩ましいです(笑)